□□ 台北3日間の旅日記 □□

2001/09/29〜10/01


以前から台湾には行ってみたいと思っていた。
休暇の少ない私にとって近くにある台湾はとても魅力的だった。
それと同じくらい魅力なのが食べ物だ。
いや、むしろその方がポイント大なのではないかと思われること絶対の旅日記。
短時間で行くことは出来るが滞在時間は短い。
となるとめいいっぱい楽しみつくそう!と前々から計画をたてていた。
(今回巡ったコースは初めての方にお勧め!)
しかし、直前(9月中旬)になって大型の納莉台風が台湾を直撃。
街中水浸しで日常生活に多くの支障がでたという。
また、市民の交通手段MRT(地下鉄)も利用不可。完全復興には半年かかるとも言われているそうだ。
その後利奇馬台風も接近し、私の旅はこの台風に直撃するのではないかと心配したが、
進路を変更し台北には上陸しなかった。
あたたかくやさしい台湾の方々とふれ合えたことがいちばん心に響いた。
少しでも早く街が復興することを祈っています。
       
<<<1日目>>>
羽田空港国際線ターミナルよりチャイナエアラインにて台北へ出発!
9:05発で3時間半あまりで到着。時差があるので1時間時計を巻き戻し〜。なんか得した気分。
入国審査が混んでいて、30分以上並ぶ・・・すぐ目の前は台湾なのに!
ツアーなので、私達以外の8人と一緒に市内観光へ
台北のガイドはおじさんが多いなぁ・・・と感じつつ、しかも担当ガイドはおじいさん。 でも営業トークは必死だった。
曇ってた空も市内へ向かうにつれ雨が・・・(空港から市内へは車で1時間程)。
先日の大型台風で街中水浸しと聞いていたのだが、どうやら水は引いたよう。
たまに使い物にならなくなった大型家具がゴミ置き場にあったりするくらい。
あとは家や店の入り口付近に土嚢を並べたり。 この土嚢、台風の後政府が無料で配ったのに、それを多数貰って一般 市民に売ってひと儲けした人もいるとか。恐るべし!
お茶セミナー(と題する土産店案内)に飽きた私は抜け出して近くのコンビニへ。
台湾初のお買い物は・・・パック入りパパイヤ牛乳(20元)。
パパイヤの味もするし、牛乳の味もする・・・なかなかだけどちょっと香料っぽさが強いかな?
 注)1元=約3.5円
続いて「中正記念堂」へ移動。到着する頃には雨があがった。
白と青のコントラストが綺麗な建物。お庭も整備されている。
メインの巨大な記念堂内には「蒋介石」の坐像があり、儀仗兵が左右に1人ずつ見張り役をしていて ビクともせずに1時間立っている。 なんとその横には小さな扇風機が・・・暑いもんね(笑)
もう少しで兵隊の交代の時間になるというので待ってみる。 足並みを揃えて、鉄砲もクルクル回したりして、ピッタリ息があっている!
みんな見入っているが、シャッター押すのは忘れない(私も)
次は「龍山寺」。ここは台北最古の仏教寺院で、様々な神仏(水の神様や子宝の神様など)が祀られており、線香の煙がモウモウとしている
40cm近くもある花火のような長い線香は無料なので早速私もチャレンジ。
3本か7本がいいそう。 火をつけて両手に持ち、それを頭の前で3回ほど上下させる。最後は深い火鉢めがけて勢いよく投げると突きささる。若い人も真剣にしていた。
さて、私はずっとソワソワ&イライラしていた。
というのも私の予定では15時にはホテルにチェックインできると思ってスケジュールを組んでいたのだ。
(ちなみに営業時間・店舗の場所まで考慮に入れて綿密にスケジュールをたてたのは今回が 始めて)
なのにまだ免税店に行くというのですね・・・(涙)、しかも1時間(怒)
ホテルにチェックインしたのは18時過ぎ! あ゛〜、私のスケジュールが既に3時間おし!
部屋に荷物を置くなり
速攻タクシーで
「度小月」


(時刻18:35)
店名を見せたらわかると思ったが、どうやら運転手さんは知らないようだ。
住所をたよりに進むも、ちょっと手前で降ろされてしまった。 ウロウロして発見!
思っていたよりも綺麗なカフェ風でちょっぴり驚き。
台南味の普通の麺(ビーフンの麺もある)を選ぶ。ピリ辛の肉そぼろ、小さなエビとモヤシ・パクチーがのっている。
煮玉子と貢丸粒(魚のすり身だんご)をトッピングで注文。
メニューの紙に数量を書いて渡すだけなので安心。
店内の一角に調理場があって、作っているのを間近で見ることができる。
そして登場〜!刻みパクチーに一瞬ひるむも、よけながら麺を食べ、スープをすすり。美味しいっ! 煮玉子も程良く味がしみている。
機内食以後初めて
口にした坦仔麺
大満足なので あった
近くの「小林髪廊」台湾シャンプーとネイルケアを。
アタフタしてたら日本語メニューをもって来てくれた。
店内は広くて清潔で、若い人が多い。
アシスタントみたいな人は青いTシャツがユニフォーム。カットなどをするスタイリストさんは私服のよう。
中国語で話し掛けてくるので、首をかしげてわからないとアピールしてもさらに中国 語で話し掛けてくる。 片言の英語を話す人あまりいないよう・・・。
イスに座ってシャンプー開始。水で薄めたシャンプー液を少しずつかけて泡立てていく。フワフワの泡がみるみるうちに出来ていくのにたれていかないのが不思議。
シャワー台に移動して洗い流してもらう。
その後頭〜首〜肩をマッサージしてもらい、ブロー。
その間にネイルケアもしてもらって女王様の気分〜♪
その後隣の「東區粉圓」でデザート。10人位 地元の人が並んでいた。
1〜4種類の具を選んで45元。具は20種類ほど。何がなんだかよくわからないので、ガイドブックの写 真を見せてオーダー。
かき氷+甘いシロップに黒珍珠(ブラックタピオカ)、芋圓(白と黄色のおもち)、 芋頭(芋の煮た物)と紅豆(豆の煮た物)が入っていた。 モチモチした食感がたまらな〜い! かき氷と甘いシロップは自由に追加できる。
あとから”蒟蒻”の文字を発見!ちょっと食べてみたかった・・・。
台北最大の夜市、「士林夜市」へ出発。 (時刻21:45)
上野のアメ横のように道の両側に洋服、靴などの店が並んでいて、人がたくさん! 道の真ん中には布を広げて洋服などを売っている。こういうお店違法のようで、いきなり撤収開始!どうやら警察が来たようだ。
いっぱ〜い食べたいものがあったけど、当初の狙いどおりまずはパパイヤ牛乳
パパイヤをその場で切って、牛乳と一緒にミキサーにかけてすぐ出来上がり。 味はやや薄め。もうちょっとパパイヤを入れたらさらに美味しそう!
「士林夜市」の食べ物屋台が集まっている所では名物カキ入りオムレツを食す。
鉄板の上で小ぶりのカキを炒め、片栗粉を水で溶いたようなものと卵とレタス(?) を加えてサッと炒めれば出来上がり。上に甘辛いたれがかかっていてなかなか美味しい。
もう一つの名物イカのとろみスープも食べたかったけれど・・・雪綿氷も食べたかったのでこれは断念。
雪綿氷は水のかわりに牛乳で作ったかき氷で、かき氷ともシャーベットとも違うフワフワサクサクな歯ざわり。2種類のトッピングが選べて、チョコレート(巧克力)とイチゴジャム(草苺)の一風変わった組み合わせに。でも美味!
お店のおばちゃんが片言で「氷? 牛乳氷?」と聞いてくれるので大丈夫。
1人 前のボリュームも凄い。 日本にもあったら絶対流行ると確信できる味である。
タクシーでホテルヘ。
<<<2日目>>>
はじめの目的地「紫藤廬」は10時開店。まだ時間があるので、ホテルからそごうデパート近くまで散策。
日曜日ということもあり、車や人通りも少ない。 その後タクシーにて「紫藤廬」へ。
竹の続く入り口の前に毛筆の「紫藤廬」の文字・・・渋い。 小さなお庭には池や藤棚も。 店内はいくつかのテーブル席、その奥にはいくつかの座敷が。 さすがに人が少ない・・・というか、奥の座敷から地元のおばちゃんの声がするだけで、他に人はいないようだ。 窓際のテーブル席に案内され、お茶とお茶請けを選ぶ。
お茶請けはトレイに並べられた20種類程の中から選ぶ。
ドライフルーツや豆、おまんじゅうのようなもの・・・迷った挙げ句ドライフルーツ かと思われる一品を選択。店員さんに何かと訪ねてみると「小巻」と書く。ますます正体不明食べてみると・・・イカのおつまみで最初はほんのり甘味があり、最後にピリッとし て私好み! 後程行く予定の迪化街(乾物などの問屋街)での買い物リストに加わることとなる。 もう一品は小さな月餅。これも美味しい〜。
お茶は凍頂烏龍茶と鉄観音茶を選ぶ。 始めは店員さんが入れてくれる。流暢な英語で解説してくれ、2杯目以降のいれ方も教えてくれた。
お茶の味はまだまだわからないけれど、お庭のステキな景色とゆったりとした時間の流れが楽しめて大満足。 静かだった店内も(テーブル席のフロアには私達しか居なかった)しばらくすると日本からの取材スタッフが来て、写 真をとったりしていた。
販売用の茶器を一通り見た後、「鼎泰豐」の場所を教えてもらい、いざ出発。
徒歩15分程で到着。(時刻11:50) 一角だけ人がいっぱい!
小籠包の美味しい店として日本でもよく紹介されているので、日本人観光客ばかりかと思ったらほとんどが地元の人。地元の人に支持されているなら美味しいに違いないと期待が高まる。
40分待ちだったので注文表をもらい、近くをブラブラ。「冰館」の場所もチェックチェック。
途中雨が降ってきたので本屋さんを見る。日本の雑誌もいっぱい並んでいた。
いよいよ順番。職人さんたちが小籠包を包む調理場を通って2階へ。
皮がとってもやわらかいので、手早く包まないと硬くなってしまうのだそう。
どんどん作っているだけあって、すぐに小籠包が運ばれてきた。
ウワサどおり小籠包をつまむと皮の中に肉汁がタプタプしているのがわかる!
醤油とお酢、そして刻みしょうがを添えて食べると教えてもらった。
思ったほど熱くなく、ぺロリと一口でいける!すご〜くジューシー!
皮も中味も肉汁も全てが美味美味! スープは酸辣湯をオーダー。タケノコやきくらげ、鶏肉などが入った酸っぱいスープ 。量もたっぷり。
デザートの豆沙小包はこしあんを皮で包んで蒸したもの。あんもたっぷり入っていて、日本のあんまんみたい
満腹な我が身をかかえ「回留」で一息つこうと探すも・・・なかなか見つからない。 地元の人に聞いてもわからないようでぐる〜っと遠回りして・・・断念したところで ようやく発見! 「冰館」のすぐ近くだったのね・・・。 (時刻14:00)
店内は空いていて、外は雨模様・・・なかなかいい雰囲気。
美味しそうなデザートも色々あったけれど、お腹がいっぱいなので諦めてお茶だけオーダー。
ここはお湯代として1人150元が最低料金となり、さらに茶葉代が追加される仕組み。 日本語メニューもあるので安心。
白豪烏龍茶をオーダー。
またもや別の取材陣登場!今度は本格的なカメラマンが一緒だ。
ようやく雨もあがり、「冰館」へ。(時刻15:10)いつもは1時間近く並ぶというここも、今日は雨模様とあり5人位 しか並んでなくてすぐに買えた。
超級芒果氷というかき氷の上にザク切りマンゴーとマンゴーシャーベットがのっているのを食べる。 マンゴーの酸味と甘味・・・マンゴーシャーベットもしっかりとマンゴーの味がし て、もう最高。
10月下旬から販売される新鮮イチゴがどっさりとのったかき氷も食べてみたい!
その後近くの「沁園」へ。(時刻15:30)またもや雨が降り出してきた。
ここでの目当てはもちろん 凍頂茶梅。 おじさんが丁度箱詰めをしている。
日本語が達者なおじさんは60歳。
なんでもお盆中に通常1ヶ月で売れる量が
1週間で売れてしまって、つい先日再入荷したばかりだとか。ラッキー!!
凍頂茶梅、凍頂烏龍茶、プーアル茶を頂く。 おじさんは健康のためにプーアル茶しか飲まないそうでいいプーアル茶の葉はカビ臭くないのだと言う。 味はちょっと漢方ぽいけど飲めなくはない。でも凍頂烏龍茶を買った。もちろん凍頂茶梅も。
決して買わせようという雰囲気はなくて、気に入ったらどうぞ、という感じ。
茶壷(急須)のことも色々教えてもらい、ちょっといいものを購入。 おじさんの使っているものは30年物だそうで、綺麗な艶がある。 お手入れをしっかりして、時には茶葉と一緒に煮たりするのだそうだ。私も頑張って 育てよう!
ここでも「さっきは某女性誌の取材が来て・・・」なんて言ってた。
荷物が重いので一度ホテルヘ戻ることに。
時間はちょっぴりおしてるけど(予定より)いい感じに周れてる。
ホテル前でタクシーに乗り込み、迪化街へ。そこは乾物の問屋街なのだ。
運転手に行き先を見せたら「OK! OK!」 スピードの速い運転にちょっぴり酔い気味・・・。
着いた・・・と思ったら「通化街」!!! 運転手あわてて行き先変更!
さらに上行くハイスピード気分悪く、怒る気にもなれな い。 そりゃあ字は似てるけどさ・・・。
やっとの思いで到着。
すでに18時をまわっているので半分位はお店が閉まってる。
同じような物を売るお店が何軒も続いている。
イカのおつまみ「小巻片」タラのピリ辛のおつまみ(名前は?)、からすみを買う。
ドライフルーツや干し椎茸、乾燥なまこやフカヒレ、日本産のこんぶなんかも売って いた。
近くにいたおじさんに「林華泰茶行」の行き方を聞いてみる。
少し英語がしゃべれるようで、「日本から来たのか?ウェルカムウェルカム!!」と 歓迎してくれて嬉しかった。 丁寧に教えてくれたので、すぐにたどりつくことができた。
「林華泰茶行」は地元の人にも安くて美味しい茶葉が買えると人気の問屋さん。
殺風景な店内にはドラム缶のような大きい缶がいくつも並んでいる
蓋の上にはお茶の名前と値段が書かれている。ふらふらとしていると日本語の上手な店員さんが話しかけてくれた。
彼にオススメを聞いていろいろと見てみた。
凍頂烏龍茶の1斤1000元のものと1600元のもの、清茶(文山包種茶)の1600元のもの、茉莉花茶の400元のものを150gずつ購入した。(1斤=600g)
茶器も安い物がいっぱい山積みされていて、気に入った物をいくつか購入。
ここでも高い物を買わせようなんていう感じは一切なくて、とても親切にしてくれた。
お店を後にしたあと、すぐ近くで地図を広げていたら、わざわざ外に出て来て色々と 相談にのってもらい、タクシーまでひろって行き先を運転手に伝えてくれた。 こんな心暖まる交流が旅の一番の思い出になる。
「亜源堂」という足つぼマッサージへ。
お湯に足を浸けてしばらくしてから開始。 実はあまりやりたくなかった・・・絶対痛いと思っていたのだ。案の定すご〜く痛い !! ツボの場所とどこが悪いのかがわかるような対応表をくれるので、すぐにわかる。
やっとのことで30分耐えた。終わった後はビックリするくらい足が軽くて感動!
今までマッサージをしてこんなに軽くなったことはなかったので嬉しかった。
これならまたトライしてもいいかな・・・。
ホテルへ行き、荷物を置いて、すぐ近くの「遼寧街夜市」へ。 徒歩で5分位で行ける。士林夜市に比べれば本当に小さい夜市で食べ物レストランの商店街といった感じ。
水槽に海産物を入れたお店が多い指差し注文でカニとハマグリとイカを選ぶ。 カニは蒸してイカはボイルで、ハマグリはバジル炒めででてきた。
このハマグリの炒め物はすごく美味しかった。 名前を紙に書いてもらったら「蛤」って・・・。そうじゃなくて料理名を聞きたかったのに!
珍珠女乃杏仁女乃茶を飲みながらホテルヘ。
日本のとは違ってブラックタピオカがいっぱい入っている
杏仁女乃茶は杏仁豆腐の固める前の液をそのまま飲んでいる感じ。
あとからわかったが、このお店「馬可」日本アジア航空のCMで金城武と志村けんが飲んでいたお店なのだそう。 なんだかちょっぴり嬉しい。
<<<3日目>>>
いよいよ最終日。本日は快晴!!
10:40にガイドが迎えに来ると言うのでそれまでにパイナップルケーキを買わな くては!
「李製餅家」は10時開店とリサーチしていたけれど、 早めに行ってブラブラしてよう、ということで、9:15には到着。 タクシーの運転手が「店が閉まってるけどいいのか?」みたいに聞いてくる。 おぉ!店先の張り紙を見てみると9:30開店になっているではないか!! よかった早く来て♪
キョロキョロしていると、微妙に人が・・・。 おじさんが話し掛けてくる。
どうやら既に並び始めているらしい。その数3人! 店の真ん前じゃなくて、少し離れた所から並び始めるからわかんなかった〜!
しばらくすると人もゾロゾロ。
店の人もやってきて、車から商品を出して並べてる。 だから、店先の離れた所から並んでいたのね。 既に列は30人程。
パイナップルケーキよりも緑豆沙や緑豆凸 というおまんじゅうを 買う人が多い。 これは注文されてから箱詰めするので時間がかかる。
しかもどの人も1人で50個近く買っている。なので時間がかかる。
やっと10時過ぎに購入! 10時に来てたら絶対買えなかった・・・よかったよかった!!
ガイドに連れられてお決まりの免税店へ。
早速抜け出して隣の美容室「名留」でシャンプー
1日目の「小林髪廊」よりマッサージもシャンプーも時間がたっぷりで大満足!
日本語を話せるお姉さんがいて日本の美容室事情を話して盛り上がる。 すっきりした頭で帰国の途へ。
すべていきたい所を周れたので大満足の旅 たっぷり美味しい物が 食べられました!
(注:多くの料理は 2人で1皿食べました さすがの私でも・・笑 )




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